最初に異変を感じたのは３日前のことだ。

その時はまだ、事態の深刻さに気付いていなかった。

「最近疲れてたし、体調を崩しかけているから気を付けよう。」

そう思っていた。



その日の夜、俺の頭に古い記憶が蘇る。

苦しくて辛い記憶だ。

まだ幼い俺は必死に母親を呼んでいる。

「苦しい…、オカン！…オカン！！」


まさか…、いや、何を考えてるんだ俺は。

“アレ”はもう終わったことじゃないか。

元々疲れていた俺は、睡魔に逆らうことなく眠りに落ちていく…



翌日、久しぶりのオフは部屋の大掃除に使うことにした。

掃除が終わるメドが立つと、なんだか友達を呼んで遊びたくなった。


そして俺は、迫り来る悪魔のことなど…



そして今日、俺は自分の運命と向き合うことになった。


帰省するために訪れた駅のホーム。

薄い雲がかかった西日が淡く差し込み、

吹く風は昼間の陽気を忘れてしまったように強い。

突然、脳裏をよぎる憶測。

それを裏付けるように体が反応する。

過去の記憶、自分の体に現れた不可解な異常、その全てが今、１本の糸で繋がった。




そういや俺、花粉症だったわ。

しかも５月くらいから始まるやつ。



いや～、みんなが苦しんどるとき平気やったんやもん。

治ったとか思うやん。


今、新幹線(レイハの声聴けるやつ)乗っとるんやけど、

鼻水出るし、目とかめっさ痒いしマジ勘弁、、、

まぁ昔よりは症状軽いんやけどね。



まだ時間あるからディスガイアするわ。

ではまた～